ニンテンドースイッチはネット上では性能不足を不満に感じている声がたまにあります。
最近では人気ユーチューバーの方も動画として取り上げられていました。
ただ、過去のゲーム機のグラフィックと比較すると、スイッチが性能不足なのではなく、その性能を活かしきれていないのが原因なのではないかと思うようになりました。
この記事ではいくつか例を交えながらその理由を語っていきたいと思います。
合わせてご覧ください。
SwitchとPS3の映像を比較してみる
よくSwitchはWiiUの2倍ほどの性能があると言われているのですが、WiiUはPS3よりも若干高性能なので、SwitchはPS3の2倍以上の性能があるといえます。
過去の記事でも少し触れています。
shirosgamereview2021.hatenablog.com
ここでゴッドオブウォー3を例に考えてみます。
下の動画はリマスター版のPVになります。
ゴッドオブウォー3はPS3の代表的なソフトの一つですが、今見てもかなり高水準なグラフィックを実現しています。
ゴッドオブウォー3は2010年のソフトで、実に12年以上が経過していますが、当時の映像表現も既にかなり完成度が高かったことが分かります。
しかし、Switchのサードパーティ製のソフトはこのレベルのグラフィックを実現できていないものも多い印象です。
また、Switchへの最適化が不十分なソフトによる問題もあります。
例えば、SwitchよりもGPU性能の低いスマホや過去のゲーム機からの移植作なら性能的な問題はほぼ無いでしょう。
しかし、PS4やPCなどハイエンドな機器からの移植作品である場合にはしばしばパフォーマンスの問題が指摘されています。
上のソフトはいずれもPS4などハイエンドなゲーム機で人気を博していたソフトの移植作品ですので、無茶な移植だったことが分かります。
いや、移植するならするで細部まで拘って軽量化を尽くし、パフォーマンス的な問題が取り除かれているなら何も問題ありませんが、少なくないソフトがSwitchへの最適化が十分とは言えない状態で発売されてしまっています。
他にもSwitch限定で供給されていないタイトルの多く、もしくはSwitch限定で供給されるにも関わらず解像度やフレームレートが低く残念なタイトルはあります。
もちろん、任天堂をはじめとしてSwitchの性能を最大限活かして快適に遊べるソフトもたくさんありますが、少なくないソフトがパーフォマンスの問題で快適に遊べるとは言えない完成度になってしまっている印象です。
上で紹介したソフトはいずれもSwitchへの最適化が上手く、ハードの性能を十分活かしている作品です。
これらくらいのグラフィックが実現可能ならば、正直今後まだ少なくとも数年は性能不足を感じさせないレベルのグラフィックを維持できると思います。
流石にPS4やPS5でようやく動かせるレベルのグラフィックは無理ですが、デフォルメされたグラフィックならば既に十二分に表現できているとも思えます。
まとめ
- PS3のグラフィック水準にまだ到達できていないソフトもSwitchには多い。
- Switchの性能が批判されやすいのは、ハイエンドなゲーム機から最適化が不十分なソフトの移植がされていることも一因。
- 最適化が上手いソフトは、この先少なくとも数年は性能不足を感じさせないグラフィックを実現できている。
- デフォルメされたグラフィックは既に十二分なクオリティに達している。
Switchにはダウンロード版のソフトも含めると本当に多くのソフトで溢れかえっていますが、その中には移植度合いが十分でない作品もちらほら見かけます。
そのようなソフトを購入して後悔してしまわないためにも、購入前に購入者のレビューを調べてみたり、実機でのプレイ映像を見てみたりして少しでも良いので下調べしておくことをおすすめします。
任天堂製のタイトルの場合には問題ないかと思われますが、他機種からの移植版のタイトルには十分注意しましょう。
ネットでPVが上がっていても、Switchの実機映像ではなくPS5やPCで動かしている映像を使っている場合がありますので、十分注意してください。
合わせてご覧ください。
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