今回は昨年最後のキャラクター追加が行われた大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALをレビューしていこうと思います。
一応アドベンチャーモードを1週クリアした段階でのレビューになります。
目次
良いところ
何といってもボリュームがてんこ盛り
操作キャラクターは過去作のキャラクター全員に加え新規キャラ数も過去最大ということで、キャラゲーとしてはこの上ないくらいボリューム満点です。
しかもどのキャラクターも色んなゲームの重要キャラばかりなのでまさにお祭り感あふれるゲームです。
今作は任天堂だけでなく他社キャラクターも数多く参戦していて、任天堂ゲームのオールスターだったものがもはやゲーム業界全てのオールスターと言えるほどに。
バトルのステージやアシストフィギュア、その他アイテムなども過去最大のボリュームで、特にステージは過去作のものが数多くリメイクされているので往年のファンならばより嬉しく感じると思います。
また、次項で触れますが今作は1人用のモードも充実が図られており、ゲーム一本分くらいに相当する程クリアに時間を要する「灯火の星」というストーリーモードのようなものがあります。
1人用モードも充実の内容
今作は用意したコンテンツをを最大限活かすことに注力されており、膨大なキャラ数やステージ、アイテムや衣装をいろんな組み合わせで用意することで様々なプレイを楽しむことができます。
従来のシンプルモードに相当する勝ち上がり乱闘では、キャラクターごとに元のゲームに沿ったようなお題やキャラの特性に合ったお題が与えられていて、例えば天使を葬る魔女という設定のベヨネッタでは、ピットを相手に戦うなど膨大なキャラを活かしていろんな状況を疑似体験することができます。
そして本作の1人用モードといえばスピリッツモードで、こちらは任天堂や他社のキャラクターを含めて非常に多くのスピリッツと呼ばれるキャラクターが用意されています。
灯火の星というアドベンチャーモードではRPGのように楽しむことができ、ステージ上で簡単なギミックを解きながらスピリッツと戦って進んで行くことになります。
スピリッツとの戦いでは、キャラクターやアイテムを組み合わせることでそのスピリットに合った状況を再現した状態で戦うことになります。
イメージ的にはスマブラXのイベント戦が大量に用意されているような感じでしょうか。
こんな事ができるのも、豊富なキャラクターとステージ、アイテムが用意された大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALだからこそだと思いました。
そしてスピリッツは非常に多く用意されているだけでなく、それぞれに個性やレベルがあってポケモンのように戦って育てることもできます。
またキャラごとに特性が違うのでバトルの条件に応じて使い分ける事が重要になってきます。
私の場合は、リンクを使っていたのでポケットモンスター剣盾のザ・シアン&ザ・マゼンタを味方のスピリットにして剣による攻撃力を強化していました。
スピリッツにはランクのようなものがあり、★~★★★★の順で強さが決まっています。
特に★3と★4は難易度普通にも関わらずなかなか敵が強く、対策しても負けてしまうことが多々ありました。しかしスピリッツをたくさん集めていくことで、有利になる個性を持ったスピリッツがどんどん使えるようになるので後半になるほど楽になっていくと思います。
私の場合序盤でいきなり★4のスピリッツを狙って相当苦戦してしまったので、最初の頃は★1~★2くらいのスピリッツを回収していくのが良いかもしれません。
一応灯火の星では難易度を下げることもできるので、アクションゲームが苦手でもなんとかなるとは思います。
画質がやたらと良い
スマブラに限らず任天堂のソフト全般に言えることですが、画質が非常に良くてビジュアル的にも楽しいです。
キャラゲーの側面もあるので画質って大事ですよね。
グラフィックが綺麗なのはもちろんなのですが、やはり常にフルHD60fpsを維持しているのがすごいですね。
格ゲーなので高フレームレートは必須ですが、ちゃんと1080pにも対応しています。
というかスマブラってWiiUのforの時から1080p60fpsだったらしいですね。
2Dとはいえ普通にすごいですよね、あんなにグラフィックもきれいなのに。
ディレクターの桜井さんがそのあたりこだわっているのかもしれません。
本とかも執筆してらっしゃったので読んでみたいです。
最近のユーチューブチャンネルも楽しく観させて頂いています。
私はWiiのスマブラXの頃からずっとスマブラを買っていますが、当時もWiiの性能を考えるとスマブラXって非常にグラフィックきれいでしたよね。
WiiってPS2に毛が生えた程度の性能だと思っていたんですけど、スマブラXは今でも通用するレベルのグラフィックだと思います。
子供の頃はそのあたりなんにも気にせず遊んでいましたけど、今改めて凄さを実感しました。
敵のAIが今まで以上に賢くて強い
今作のCPUの敵は非常に手強いです。
特にレベル9の敵は驚異的な強さで、コンボ技とか普通に正確に決めてきます。
ガードや緊急回避もうまく使ってきますし、こちらが同じ技ばかり使っていると順応してきて通用しなくなるんですよね。
特にスマッシュ攻撃を多用してる私のような下手ゲーマーは攻撃が全然当たりません。
もっと出の早い技じゃないと普通に対処されるんですよね。
スマブラXの頃はスマッシュ攻撃ばかりのワンパターンでもどうにかなったんですけど、今作の敵は正確にスキを突いていかないとなかなか攻撃が当たらないので戦いがいがあります。
私自身はオンライン対戦など対人戦に興味がなくて、そんなに上手くなりたいとも思ってないんですけど、やっぱりコンピューターに負けるとかなり悔しいので負けたときは同じ状況にして何度も再戦してました。
あとキャラを増やす時に戦うことになる挑戦者も手強かったですが、なぜか一度負けてしまうともう一度戦う時弱くなっています。
配慮してくれてるのかもしれませんけど、悔しいからやっぱりキャラを開放した後はもう一度高レベルにして勝つまで戦っていました(笑)。
惜しい点
ほぼ無いのですが、強いて言えばスピリッツ名鑑などで、それぞれのスピリッツに少しでも良いから紹介文があるとよかったかなーと思いました。
いろんなゲームタイトルが集結してますし、多くの人は知らないキャラクターも多いと思われますので(私自身知らないキャラがたくさんいました)、少しでも色んなゲームに興味を持ちやすくするためにもちょっとでいいから紹介文があると個人的には嬉しかったです。
終わりに
今までの大乱闘スマッシュブラザーズの集大成として発売された本作ですが、次回作はどうなるんでしょうかね。
もう発売されないという可能性もありますが、これだけのヒット作の続編が無いとも考えにくいのでなかなか想像が着きません。
ただ次回作が出るにしても、ボリュームを増していく方向にはならないだろうなーとは薄々思っています。
現実的に無理ですよね、任天堂もスマブラだけ作る会社じゃありませんから。
あとずっとディレクターを務めてきた桜井さんですが、次回作も続けていくのは厳しいような気もします。
見た目は若いですがそろそろ後続の育成や別のゲームを作る需要もあるでしょうし。
まあ例え最後のスマブラって言われても納得の出来栄えなので全然私としてはいいのですが。
あとスマブラだけではなくスイッチの今後も気になりますかね、この集大成的なハードの後どのように展開していくのでしょうか。
でもスイッチは従来のハードに比べライフサイクルが長いらしいので、しばらくは買い替えせずに楽しめそうです。
総合評価: 95点/100点
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