今回は切っても切り離せないPCとゲーム機の微妙な関係性について語っていきたいと思います。
一応断っておくと、僕は今のところ家庭用ゲーム機で遊んでいますので、ゲーム機を養護するような目線で語っていきたいと思います。
目次
PCの世界は青天井
PCのデメリットとしてまず挙げられるのが値段が高いことです。
いや、正確にはスペックを落とせば安上がりですが、満足にゲームを遊ぼうとすると最低でも10万円位はすると思います。
これはPCのパーツ代に加えて、OS代、コントローラー代などが個別にかかってしまう側面も大きいです。
さらにゲーム環境を整えようとしてゲーミングマウスやゲーミングキーボードなどを揃えるとかなりの出費になると思います。
世間ではなかなか家庭用ゲーム機が普通に買える状況にならないので、仕方なくPCでゲームするという人も現れ始めています。
そこでまず悩むことになるのがPCのスペックです。
ゲーム機と違って小刻みにマシンパワーと値段が設定されていて、しかも2年も経てば新モデルが登場するのがPCの世界なので、選択肢は非常に多いです。
そして基本的にはお金を積めば積むほどより良い性能のパーツを揃えられるのがPCの魅力...なのですが、これは人によってはデメリットにもなると思っています。
要は、お金さえ積めばどこまでも性能を高められるので、PCの性能の世界は青天井なんです。
人間の欲は厄介で、一度良いものを経験するとそれよりも悪いものに戻れなくなる部分があるので、どんどんPCの性能沼にはまっていくのだと思います。
この金さえ積めば良いものが手に入るというのがPCの特徴なのですが、せっかく大金を注ぎ込んでも2年も経てば新モデルが出て過去のモノ扱いされてしまうので、あまり所有欲を満たすのに適した買い物ではありません。
そんな、お金を稼いでいる大人ですら支払うのを躊躇するような金額のPCと、手頃な値段で遊んでもらうことを目的とした家庭用ゲーム機を比較するのはおかしな話だと思います。
PC基準でゲームを作るのは危険
ゲームを家庭用ゲーム機向けに販売するなら、「快適に」遊べることが絶対に必要な条件だと思うのですが、PCゲームの台頭によってそれが崩れてしまってきているように感じます。
まずは家庭用ゲーム機で快適に遊べるように開発を進めて、後にそれをハイエンドなPCでより美しく遊べるようにする、というのが普通の、正当なパターンのゲーム開発だと思うのですが、最近ではこの逆をやってしまって問題になるパターンが多いように思います。
まずはハイエンドなPCでようやく動かせるレベルでゲームを作り、人気なゲームハードが出てきたと見ると、それをどうにかこうにか移植しようとする...。
結果は明らかですが、これでは満足に遊べるはずもありません。
結果、そのようないわゆる劣化移植されたソフトが増えてくると、家庭用ゲーム機を低スペックだと非難してくる人が出てくるわけですね。
これは非常に悪い流れで、PCの台頭で家庭用ゲーム機がおろそかにされ始めていると思います。
PS5ですら低スペックと煽るネットの世界
二年前に発売されたばかりのPS5やXboxSeriesXですが、これらですら低スペックだと煽るようなネットの記事があります。
いい加減PCとなんでもかんでも比べるのはやめてほしいと思うし、家庭用ゲーム機で快適に遊べないようなゲームを発売するのもやめて欲しいです。
昔のようにそのハードでしか遊べないソフトだったら必ず快適に遊べるように丁寧に最適化すると思うのですが、残念ながら今のソフトはそうとは言えず、本当にテストプレイをして満足に遊べることを確認したのか疑うようなソフトも中には存在します。
それがハイエンドな家庭用ゲーム機でも有り得るのだから、いかにPCで動かすことを前提にしているのかが分かります。
まとめ
PCはただでさえ小刻みに進化していきますし、大金を積めば高性能・高消費電力なスペックを手にすることができます。
しかし当然家庭用ゲーム機は手頃な値段で販売することが第一条件ですので、PCの世界と比較するのは無理があります。
そんな状況でもPCの性能と家庭用ゲーム機の性能を比較して煽るような人が一定数います。
これは十分に最適化できていないゲームを発売してしまうメーカー側の責任もあると思います。
発売する以上は解像度も、フレームレートも、グラフィックも満足できる内容に仕上げて欲しいと切に願います。
なんでもPCと比較して、最新のPS5やXboxSeriesXですら低性能だと煽るのはおかしな風潮だと思ったので今回記事にまとめておきました。
このブログでは僕がプレイしたゲームソフトのレビューやゲームのコラム、購入した商品のレビューなどを行っているので、よろしければ他の記事も読んでいただけると嬉しく思います。
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