以前SEGAから発売される渾身のタイトル「ソニックフロンティア」のスイッチ版の任天堂ダイレクトでの映像を観させていただきました。
そこで今作はスイッチ版を購入するのは様子見をしたほうが良いというお話をしたいと思います。
マルチタイトルにありがちな性能とパフォーマンスの問題についてです。
目次
オブジェクトの表示が不安定
映像を観た限りの意見になりますが、遠景のオブジェクトが非常に省略されてしまっています。それだけでなく、ある程度近づくと草木などのオブジェクトが突然表示されたりするシーンが散見されました。
こういう要素は遊んでいると不自然に感じることも多いと思いますし、気になる人は多いと思います。
特にオブジェクトが突然現れるのはビジュアル的にも安っぽく見えてしまうので良くないのではないかと思いました。
遠景の木の表示がモザイクのようにおかしくなっているシーンもありました。
また、ソニックがアクションを起こした際のエフェクトの表示も、省略されているせいかスカスカになってしまっているように見えました。
解像度やフレームレートが低過ぎるかもしれない
本作はスイッチで動かすことを前提に作られていないためか、解像度やフレームレートを犠牲にしてしまっているかもしれません。
ただし、これはもしかしたらスイッチ本体のキャプチャー機能を使っていたり、使っているキャプチャーボードによって本来の映像を映せていない可能性もあるため、実機での画面を見てみない限りは本当のことは分かりません。
解像度は流石に720pは下回らないとは思うので問題ないかと思いますが、移動の爽快感が重要なゲームなのでフレームレートが極端に低いのは問題になる可能性があります。
一応こちらに今回私が観た任天堂ダイレクトのリンクを載せておきます。
テクスチャの解像度がボケボケになるかもしれない
PVの一部で岩の表面が映されるシーンがりますが、岩のテクスチャの解像度がかなり低いように思いました。
本作は自然の表現にも力を入れている作品だと思うので、もう少しグラフィックがなんとかならなかったのかなあと思います...。
まだ発売されていないのでこのあたりも改善されているかもしれませんが...。
決してSwitchの性能が低いわけでは無い
ネットのゲーム記事、特に匿名掲示板などでは他のゲームハードに比べてスイッチの性能が劣っていることから、やたらとスイッチの性能批判をする人がいますが、個人的にはスイッチの性能は決して低いわけではないと思います。
スイッチはPS5はもちろんPS4にも性能では劣っていますが、WiiUと比較するとGPUでは2倍以上の性能があると言われています。
WiiUのグラフィックを調べてみるとわかりますが、決して当時のグラフィックが悪いわけではないのです。
PS3の時代にグラフィックの基礎はある程度完成されていたので、それを上回るスイッチは現代のライバル機種には劣りこそすれど、そこそこ綺麗な描写ができるポテンシャルがあるといえます。
なのでこの記事ではスイッチの性能を批判するつもりは無いですが、他機種での動作を前提にしているソニックフロンティアの最適化には問題があるかもしれない、ということを伝えたかったのです。
なぜこのように思ったのかというと、私は数年前スイッチ版のウィッチャー3というソフトを新品で購入したのですが、解像度的にも、オブジェクトの不自然な表示においても、今回のソニックフロンティアの映像のように妥協できない部分が多かったからです。
当時私はゲーム機の性能など調べたこともなく、発売されているからには快適に遊べるだろう、と楽観的でした。
しかし、個人的にはスイッチ版ウィッチャー3でのゲーム体験は快適に遊べるとは言えませんでした。
それはここでは長く語りませんが、とにかく、スイッチという空前の大ヒットを起こした人気のゲーム機に無理やり移植されようとしているタイトルもきっと少なくないので、注意をしてほしいのです。ゲームソフトって、安い買い物ではないですから💦
(追記)実際に遊んだ感想
うーん...やはりSwitch版のソニックフロンティアは、ちょっと購入するのは考え直した方がいいかも知れません。
予想はしていましたが、解像度が低いのとオブジェクトの表示がはっきりしていない点、遠くのオブジェクトがしっかり表示されない点などが実際にプレイしていてかなり気になりました。
特に、24インチ以上の大きめのモニターや、大画面テレビなどでプレイする場合は解像度の低さがかなりストレスになると思います。
目視ですが、720pちゃんと出ているのかも怪しいレベルです。
グラフィック全体の評価としても、Switch向けに作られた作品ではないものを無理やり落とし込んだ感じで、モザイクがかったようにも見えました。
思うんですが、この作品は本来PS4, 5などハイエンドなゲーム機で動かすことを前提に作られた作品なのだと思います。
Switchの爆発的なヒットを受けてSwitch版も発売となりましたが、個人的にはSwitchでプレイする場合は小さいモニターや携帯モードでのプレイを推奨しておきます。
画面が小さければ解像度もそこまでデメリットにはならないと思いますので。
ただし、画面が小さいと元々小さめなUIの小ささがさらに気になる面もあります。
一応良かった点をあげておくと、ロード時間は短めですしフレームレートはかなり安定していると思いました(30fpsですが)。
総じて、本作を遊びたいならプレイステーションやPCでの購入が個人的には絶対オススメです。
今ではSwitch向けの無料体験版がダウンロード可能ですので、購入する前に自分の目で実際に確かめてみるのがいいと思います。
まとめ
以上挙げたソニックフロンティアSwitch版の懸念点をまとめると、
- 草木などのオブジェクトの省略の仕方が雑かもしれない
- 解像度やフレームレートを犠牲にしているかもしれない
- 岩肌などのテクスチャの解像度が低すぎるかもしれない
となります。
本作のSwitch版の購入を考えている人は、発売後のプレイ動画を実際に視聴してみたり、レビュー記事などを確認して快適に遊べるように最適化されているかを確認してから購入するのが良いと思います。
PS3やXbox360などスイッチよりも性能の低い過去のゲーム機からの移植作品ならば快適に遊べると思いますが、PS4やXboxONEなど性能的に上の機種からの移植作品、またはそれらとのマルチ作品の場合は注意が必要です。
快適に遊べるかどうかスイッチ版の紹介映像を確認してみたり、レビュー記事などを参考に判断すると良いと思います。
ゲームソフトは安い買い物ではないですからね。
以下のリンクからAmazonなどでの購入者のレビューが確認できますので、気になる方は確認してみるのをオススメします。
このブログでは私がプレイしたゲームソフトのレビューやゲームのコラム、購入した商品のレビューなどを行っているので、よろしければ他の記事も読んでいただけると嬉しく思います。
コメントや質問がありましたらいつでもお待ちしています。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m