今回はSwitchソフト ゼルダ無双ハイラルオールスターズDXについてレビューしていこうと思います。
目次
良かった点
キャラクターが豊富
WiiUで発売されたお祭りゲーの完全版の完全版ということで、かなりのキャラクター数となっています。
ただ29人というのが多いか少ないかは人によるかもしれない。
新機能のオカリナワープは便利
Switch版で追加された、特定の場所まで一瞬でワープできるアイテムのオカリナは、単調な移動の手間を省いてくれるのでかなり便利です。
ゼルダの原作愛が感じられる
キャラクターの挙動1つ1つに原作での動きが再現されたりしているので、過去作をやっているファンほど嬉しく感じると思います。
フルHD60fpsの対応
地味に凄いのがTVモードでフルHD60fpsに対応しているところ。高水準なグラフィックに加え、大量の敵を描画するゲームなため、これだけのグラフィックと高い解像度・フレームレートを両立できたのは素直に開発者の腕が良いのだと思いました。
惜しい点
キャラの開放は結構面倒
ストーリーを進めるだけで開放されるキャラも多いが、アドベンチャーモードでしか開放されないキャラもいるため、早めに入手したい場合は攻略サイトなどが必須になる。
強すぎるマスターソード
ストーリーモードを進めることでリンク専用の武器「マスターソード」が手に入るが、明らかに優遇されている性能で、ほとんどのモードにおいてリンクとマスターソードの組み合わせが最適解になってしまい、せっかくのお祭りゲームなのに他のキャラの出番を食ってしまっている。
アドベンチャーモードは拷問
1マスごとに簡単な謎解きをしたあとにミッションをクリアしていくモード。マスによってはストーリーの1話分くらいのボリュームがあるミッションとなるので、完全制覇を目指すのは非常に長い道のりになる。9つのマップがありますが、1マップも完成出来ずに挫折しました笑。
マスによってはキャラの指定があるので、あまり育てていないキャラでのバトルになると高確率で詰む。
一方謎解きはおまけ程度ですごく簡単。
難易度の調整が雑
一番上の難易度だけ明らかにおかしいくらい強い。逆にそれ以外はあまり強くない。
収集要素は面倒
収集要素の一つとしてステージごとにスタルチュラがいる。マップには大まかな位置しか表示されないため、時間に追われているときなどは探すのが敗因になりうる。また難易度の指定などもあるので何度も同じステージに挑むこともあり、作業感が非常に強い。
攻撃アクションが単調に感じる
筆者は本家の無双ゲームをプレイしたことがありませんが、本作の操作はかなり単調に感じました。Yボタンで通常攻撃、通常攻撃の途中でXボタンを押すと、通常攻撃の攻撃数に応じて固定の強攻撃が繰り出せます。が、同じ強攻撃を出したい場合は何度も通常攻撃を挟まなければならず、なんだか不自由にも感じました。
同じ無双系ゲームの戦国BASARAシリーズでは、強攻撃をすぐに繰り出せるので同じような操作感を期待していただけに窮屈に思いました。
2度の完全版商法
オリジナル版はWiiUのゼルダ無双、その後3DSにゼルダ無双ハイラルオールスターズとして多数の追加要素を加えて発売され、2018年にまさかのゼルダ無双ハイラルオールスターズDXとしてSwitchに移植された。2度もハードをまたいで発売しています。
かなり昔からゲームの完全版商法は問題視されていたと記憶していますが、まさかスイッチの時代でも見せつけられるとは。いくらゲームの完成度が良くても過去作を買った人を蔑ろにしていると思います。
しかもかなりのやり込みゲーにも関わらず、セーブデータの移行などには対応していないのもマイナスポイントです。
おわりに
本作は多々問題点があるゲームだと思いましたが、それを差し引いても美しいグラフィックでゼルダのキャラを使った無双ゲームができるのは楽しいです。
表面的に遊びたい方ならば十分に楽しめると思いますが、完全クリアを目指そうとすると廃人仕様なため注意が必要です。
本ブログでは他にも筆者がプレイしたゲームのレビューなどを行っているのでよかったらご覧いただけると嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。