今回は日本ではほとんど無名だと思われる、「失われた心」というゲームをレビューしていきます。
本作は一人称視点でステージクリア型の謎解き&アクションゲームです。
インディーズのゲームですのでいろいろと荒削りな部分もありましたが、価格を考えれば十分に楽しめるタイトルだと思いました(筆者はセールの時に確か200円くらいで購入しました)。
因みに、Switch版をプレイしたレビューになります。
目次
良かったところ
謎解きとアクションの両方が試されるステージ
謎解きとアクションの両方が試されるステージが20くらい用意されていて、それぞれのステージでアイコンにも描かれている枯れた木の場所まで行くとステージクリアとなり次のステージへ行けます。
操作は非常に簡単で、走る・ジャンプ・しゃがむなど数えるほどしかありません。
しかし要求されるアクションの難易度はそれなりに高く、正確なジャンプやダッシュなど距離感覚を割と要求されます。
戦ったりする場面はありませんが、結構アクションゲームに慣れていないと若干高めの難易度に戸惑うかもしれません。
驚くような仕掛けは特に無かったのですが、アクションゲームが好きな筆者でも同じ場所で何度も落下してしまったりしたので、少し歯ごたえのあるゲームをしたい方にはちょうどいい気がしました。
謎解き部分はステージによっては全く無かったりします。
言葉で何かを説明される場面はありませんが、意外と難しくて進めなくなることが多々ありました。
個人的に難しかったのは都市のステージで、高いところにゴールの枯れた木が設置されているのですが、1時間くらいウロウロしても行き方がよく分かりませんでした。
多分正攻法じゃないんですが、結果的には高いビルの少しだけ飛び出た縁を足場にして頑張って登ったらたどり着くことができました。
謎解き要素はゼルダの伝説のように難解ではないですが、マリオのように気楽にできるほど簡単でもない、といったくらいの難易度ですかね。
死亡時のリスタートが早い
本作は死にゲーと呼ぶほどではないですが、FPS視点なのと少し独特な操作感も相まって個人的にはよく死にました。
特に動く足場をジャンプで渡っていく場面では落下死しまくりでした。
しかし、よく最適化されているおかげか、または単にデータ量が少ないからなのか分かりませんが、本作はロード時間を挟まずに復活できるので、比較的ストレスが少なくプレイすることができました。
若干大雑把ですが中間ポイントも設けられているので、最初からやり直ししなくていいのも高評価なポイントでした。
惜しい点
挙動にクセがある
残念ですが本作はあまり操作性がいいゲームではありません。
レスポンスは良いですが、ジャンプの滞空時間がやたら長かったり、ステージによってキャラの身体能力が違ったり、僅かなオブジェクトでも引っかかって進めなかったりと普段大手の3Dゲームで遊んでいると改めて挙動の違いが分かりました。
その上本作はアクションゲームの要素もあるので、動く足場を渡っていく時などは結構難しかったです。
ただ、ある程度プレイしていれば気にならなくなるとは思います。
若干酔いやすい
ダッシュの時画面が揺れたり、狭い通路を移動したり、狭い足場をジャンプで越えていくときなどカメラの動きが大きい場面も多いので、一人称視点ということもあり酔いやすい人には全くおすすめできません。
そんなに細部まで凝ったグラフィックにも見えないのですが、なぜかオブジェクトが多いステージだとフレームレートが低下するのでこれも酔う原因になりました(普段は60fpsです)。
残念ですが酔いが辛くて僕はまだ最後までクリアできていないです。
一応アイテムをキョロキョロ探したりするような場面はないので、ある程度酔いに耐性のある人なら全然問題無いと思います。
まとめ
- 一人称視点で中難度のアクションや謎解きが楽しめる。
- セールのときなら価格が激安(確か200円くらい)でコストパフォーマンスが良い。
- 挙動に若干癖があるが慣れれば問題なし。
何といっても安くてそれなりにボリュームがあるので、気になったらセールの時に気軽に買ってみるのがいいと思います。
途中までのプレイですが、タイトルの失われた心の意味は全く分からないし、そもそも言葉が一切出てこなくて黙々と謎解きやアクションパートをプレイしていくゲームなので、何か強いメッセージ性があると思って購入した僕にはそういう意味では若干期待外れでした。
いや、もしかしたら最後までプレイしたらなにか重要なメッセージがあるのかもしれないですが、その辺りはまたクリアした際に追記したいと思います。
全体クリアまではおそらく5~7時間くらいかと思われます。
酔いに耐性がある人ならサクサク進めると思うのでもう少し短いかもしれません。
ブログ用に画像集めをしている時に思ったのですが、本作は光や色の表現が結構きれいで、スクリーンショットを見返していたらビジュアル的にも楽しめる部分があると思いました。
少しダークで哀愁漂う雰囲気を楽しみたい方にもおすすめな作品です。
因みに、原題の「’n Verlore Verstand」はアフリカーンス語という言語だそうです。
最初どういう意味か分からなかったのですが、英語ではないんですね。
失われた心はほぼ直訳のようです。
総合評価: 40点/100点
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